
Message
代表挨拶
Where experience meets
the edge of tomorrow.
デジタルが当たり前の時代だからこそ、
人は「リアル」に飢えている。
私たちは、情報に最も恵まれた時代を生きています。知りたいことは検索すれば0.5秒で返ってくる。行ったことのない街の風景は、高解像度の映像でいくらでも見られる。会ったことのない人の考えも、SNSを開けば流れてくる。——しかし、それで「満たされた」と感じている人が、どれだけいるでしょうか。
スクリーンの向こうに広がる世界は、確かに便利で、速くて、効率的です。でも、そこには決定的に欠けているものがある。空気の振動。歓声が肌を震わせる感覚。隣にいる誰かと目が合った瞬間の、言葉にならない高揚。——私たちはそれを「体験」と呼んでいます。そして、その体験こそが人の心を本当に動かすものだと、私は信じています。
2019年、大学在学中にDay Produceを創業しました。最初に思い描いた事業は、宿泊型軟式野球大会の企画。NPB球団が本拠地として使用する球場——甲子園、PayPayドーム、京セラドーム、神宮球場、横浜スタジアムといった、いわゆる「プロスタ」でプレーすることを目指せる大会を、旅行業の登録を取って宿泊・移動・試合をひとつのパッケージにまとめて届ける。22歳の自分にできる精一杯の構想でした。
しかし、走り出す間もなく世界は一変しました。創業翌年、コロナ禍。イベントは軒並み中止になり、思い描いた大会を開くことすらできない日々が続きました。まだ何も成し遂げていないのに、事業の根幹が揺らぐ。それでも「体験を届ける」という信念だけは手放さなかった。むしろ、人と人が直接会えない時代を過ごしたからこそ、リアルな体験の価値に対する確信は、揺らぐどころか深まっていきました。
そして制限が解かれたとき、止まっていた熱量を一気に解き放つように、大会を実現しました。初めて目の当たりにした選手たちの表情——プロと同じグラウンドに立ち、真剣にプレーし、勝って抱き合い、負けて悔しがり、夜は宿で語り合う。あの瞬間、すべてが報われたと思いました。「人が本当に生き生きする瞬間は、画面の中ではなく、現場にある」——コロナ禍を越えたからこそ、その確信は揺るぎないものになりました。今では少年サッカー大会や運動会イベントの企画まで事業の幅を広げていますが、原点にあるのはあの日の光景です。
事業を続ける中で、鹿嶋という街への想いは次第に深まっていきました。鹿島アントラーズが根づくこの街には、スポーツを通じて人が集まり、熱が生まれる土壌がある。「この街をもっとスポーツで盛り上げたい」「鹿嶋を拠点にした活動をもっと広げたい」——その想いが形になったのが、2023年の出来事です。
元鹿島アントラーズ・日本代表の青木剛さんを所属選手として迎え、日本初のプロフットゴルフクラブ「鹿島Ascendia」を設立しました。フットゴルフという、まだ日本ではほとんど知られていないスポーツに可能性を見たのは、「新しい体験」を届けたいという衝動がそのまま形になったからです。サッカーボールを蹴って、ゴルフコースを回る。シンプルなルールの中に、自然を読む知性と、一打に懸ける集中力と、仲間と競い合う喜びがある。年齢も性別も経験も関係ない。この競技の懐の深さに、私は未来を見ています。
事業はその後も広がりました。スポーツウェア事業では、自社クラブの選手やイベント参加者の声をもとに、現場から生まれるプロダクトを企画・展開しています。クリエイティブ制作事業では、チラシ・ポスター・ロゴなどビジュアルコミュニケーションを通じて、クライアントの「伝えたい」を形にしています。旅行業、フットゴルフクラブ運営、スポーツウェア、クリエイティブ制作。一見バラバラに見えるかもしれません。しかし、すべてに共通する一本の軸があります。それは、「目の前の人の心を動かす」ということ。
私たちの拠点は、茨城県鹿嶋市です。東京から車で約2時間。2002年FIFAワールドカップの会場にもなったカシマスタジアムを擁し、Jリーグから少年サッカー、女子サッカー、中学・高校の部活動まで、あらゆる世代がスポーツに親しむ土壌がある街です。私自身、鹿嶋市商工会の一員として、かしま青年会議所の一員として、この街の経済と未来に関わっています。「よそから来た誰か」ではなく、ここで暮らし、ここで商い、ここで汗をかく当事者として。地域の中に立つからこそ見える課題があり、届けられる体験がある。
よく「なぜ東京ではなく鹿嶋なのか」と聞かれます。答えはシンプルです。東京でできることは、他の誰かもやる。しかし、この街でしかできないこと、この街だからこそ生まれる体験がある。鹿島アントラーズが証明したように、地方からでも世界レベルの熱狂は生み出せる。私たちは、フットゴルフという新しい切り口で、その挑戦を続けているのです。
Day Produceという社名には、「一日一日をプロデュースする」という意味を込めました。壮大なビジョンの前に、まず今日、目の前の一人の心を動かす。その積み重ねが、やがて街の景色を変え、地域の未来を動かしていく。私はそう信じています。
スポーツイベントの企画をご検討の方、地域活性化に関心のある企業の方、フットゴルフに興味を持たれた方、あるいは「何か一緒に面白いことをやりたい」と思ってくださった方——ぜひ、お声がけください。私たちが届けたいのは、サービスや商品ではなく、「あの瞬間があったから、今がある」と思えるような体験です。
一生残る、一瞬の出会い。
その出会いを、あなたと共につくれることを楽しみにしています。
合同会社Day Produce 代表社員 吉澤 颯真
代表者情報
吉澤 颯真Soma Yoshizawa
- 合同会社Day Produce 代表社員
- プロフットゴルフクラブ 鹿島Ascendia 代表
- 株式会社AI START 代表取締役
- 公益財団法人鹿嶋市文化スポーツ振興事業団 理事
- NPO法人鹿クラブ 所属
- よさこいチーム神巫 創設メンバー
Profile
埼玉県出身、茨城県鹿嶋市在住。1997年生まれ。2019年、大学在学中に合同会社Day Produceを創業。「目の前の人の心を動かす体験を届ける」を信条に、22歳で起業の道を選んだ。
小学校から野球に打ち込み、グラウンドの熱量の中で育った原体験が事業の原点にある。創業事業は、NPB球団が本拠地として使用する球場——通称「プロスタ」でのプレーを目指せる宿泊型軟式野球大会の企画・運営。「自分と同じように野球を愛する人たちに、プロと同じ舞台に立つ感動を届けたい」——その想いから旅行業の登録を取得し、移動・宿泊・試合をワンパッケージで届けるビジネスモデルを構築した。その後、少年サッカー大会や運動会イベントの企画へと事業領域を拡大。スポーツイベントの企画から運営までを一気通貫で手がける体制を築いている。
事業を続ける中で、鹿嶋という街への想いは次第に深まっていった。鹿島アントラーズが根づくこの街には、スポーツを通じて人が集まり、熱が生まれる土壌がある。「この街をもっとスポーツで盛り上げたい」「鹿嶋を拠点にした活動をもっと広げたい」——その想いが2023年、元鹿島アントラーズ・日本代表の青木剛選手を所属選手として迎えた日本初のプロフットゴルフクラブ「鹿島Ascendia」の設立に結実した。ジャパンフットゴルフリーグ2024 2nd Stage優勝など、設立からわずか1年で結果を残し、鹿嶋からフットゴルフという新たな競技の可能性を切り拓いている。
さらに、スポーツウェア事業ではアスリートの声から生まれるプロダクトの企画・展開を、クリエイティブ制作事業ではチラシ・ポスター・ロゴなどビジュアルコミュニケーション全般を手がける。一見多岐にわたる事業群だが、すべてに共通するのは「体験の力で人と街を動かす」という一本の軸である。
2025年10月には、株式会社AI STARTを設立し代表取締役に就任。システム開発・Web制作を主軸とするテクノロジーカンパニーの経営を通じ、デジタル領域においても事業を展開。リアルな体験とテクノロジーの両面からビジネスを構築できることが、経営者としての独自の強みとなっている。
地域活動・社会貢献
鹿嶋市商工会やかしま青年会議所では、同世代の経営者・地域のリーダーとともに「人づくり・街づくり」の活動に参画している。地域の未来を担う人材の育成、まちの課題解決に向けたプロジェクトの企画・実行、地元企業とのネットワーク構築——経営者としての視座を広げながら、事業だけでは届かない領域での社会貢献に取り組んでいる。
Day Produceのスポーツイベント事業と地域活動は、切り離されたものではない。商工会を通じた地元企業との連携はイベントの基盤を支え、青年会議所で培った人とのつながりは新たな事業の種になる。事業と地域貢献が相互に循環する構造を、自らの手でつくり上げてきた。
「よそから来た誰か」ではなく、この街で暮らし、この街で商い、この街で汗をかく当事者として——スポーツ・体験・テクノロジー・地域活動、そのすべてを結びつけながら、鹿嶋から新しい価値を生み出し続けている。
